対面個別授業
つづら塾の授業は、教師1人と生徒1人の対面個別授業です。人と人との関係は、互いに相手の身体を目の前にしてこそ、現実的なものとなります。他者の存在をもっとも生き生きと感じられるのは、対面しているときなのです。教育の場においても、対面における人格的交流が基本であるべきです。また、生徒が自分の生き方を探究する場は、静謐でなければなりません。自分の内面に意識を集中するためには、生徒一人ひとりが個別に授業が受けられる環境が必要です。つづら塾では、安全で安心感のある授業の場を提供すべく、公共施設の会議室を利用しています。
読む授業
自分の生き方を探究するうえで、書物を読むことは欠かせません。書物は、他者の経験が書き記されたものであり、自分の経験が及ばない世界についての貴重な記録です。書物を読むことで、そうした経験をできるだけ多く得ておくことは、自分の生き方の探究に幅広さと奥行きを与えてくれることでしょう。つづら塾では、自分の生き方を学問的に探究し、その成果を書き記すことを大きな目標としますが、その前提としてまず、読解力を身につけることを重視しています。徹底した自己抑制と、書き手の経験に対する無条件の敬意。これが、つづら塾の読む授業の嗜みです。
書く授業
自分の生き方の学問的探究は、決して自分ひとりのことではありません。そこには、その知見を他者と共有しようとする志向が含まれています。そしてそれは、書き記されることによって、客観的で永続的なもの、真の学問的成果となるのです。つづら塾の書く授業では、完成度の高い文章が書けるようになることにくわえて、学問的探究の知見を書き記すうえでの作法を重視します。およそ作法とは、他者への配慮であり、他者の立場に立って自分の行為を省みることです。学問的作法を意識しながら書くことで、探究の知見は自分事を超えた普遍的な意味をもつことになります。